その不調、小麦が原因かも?!グルテンフリーで体が変わる

食事

最近「グルテンフリー」の言葉をよく耳にするようになりました。でも「それって何にいいの?」と思っている方も多いのではないでしょうか?
グルテンを摂ることで起こる体調不良や、摂らなくなると感じられる体の変化について分かりやすく解説します。

グルテンって何?

グルテンとは、小麦やライ麦に含まれる消化されにくいタンパク質です。
近年、このグルテンが体に合わず、体調を崩す人がいることが分かってきました。

主に以下の3つがあります。

1.セリアック病
小腸の粘膜が炎症を起こして、免疫異常や栄養吸収阻害が起こります。

2.小麦アレルギー
グルテンに対して即時型アレルギー反応を示します。
食後すぐに蕁麻疹や呼吸困難を引き起こすこともあります

3.グルテン不耐症(非セリアックグルテン感受性)
小腸粘膜の損傷はないものの、腹痛、倦怠感、肌荒れなど、さまざまな不良が起こることがあります。

テニスのノバク・ジョコビッチ選手もグルテンによるセリアック病を抱えており、
グルテンフリー食を取り入れてからパフォーマンスが大きく向上したことで知られています。

グルテンが体に及ぼす症状

グルテンは実際に体にどの様な作用をして、どの様な症状が出るのでしょうか?

腸もれ(リーキーガット症候群)

グルテンが腸の粘膜に傷をつけることで、小腸のバリア機能が弱まり、腸内の食べ物や有害物質が血液に漏れ出してしまいます。

・下痢や便秘
・肌荒れ

むくみ
・慢性的な疲労感

などの症状が現れると考えられています。

自己免疫疾患

血液に漏れ出た有害物質が免疫系を過剰に刺激して、正常な組織を攻撃したり、慢性炎症を引き起こします。

・セリアック病
・関節リウマチ
1型糖尿病
・バセドウ病や橋本病
 など

現在、研究が進められているところですが、これらの自己免疫疾患の改善症例が多く確認されています。

気分の落ち込みや精神疾患、集中力の低下

腸内から有害物質が血流に入り、脳に影響を与える可能性があります。

・うつ、不安感、統合失調症、自閉症
・集中力が無くなる、記憶力の低下

などの精神疾患につながると考えられています。

血糖値の急上昇

小麦のアミロペクチンAという成分が血糖値を急上昇させます。
すると血糖値を下げる為にインスリンが過剰に分泌されてしまいます。

・糖尿病、肥満

に繋がります。

依存性

グルテンはモルヒネに似たアミノ酸配列を持つ為、中毒性があるとされています。
この為、小麦製品を摂っているとより欲する様になってしまいます。

グルテンフリーをすると、どの位で体に変化が起こるの?

今まで食べてきた量、許容量、代謝など個人差はありますが、続けることで少しずつ体調が整ってくる方が多いようです。

1~2週間

胃腸の調子が改善してきます
下痢、便秘、お腹の張りなどが改善してきます
浮腫みが改善してきます

1ヶ月程度〜

肌の調子が良くなってきます
疲労感が改善してきます
気分の落ち込みや不安感、イライラなどの精神症状が改善してきます
花粉症、鼻炎、アトピーなどのアレルギー症状が軽くなる可能性があります

3ヶ月程度〜

慢性的な症状が改善してきます
強い精神疾患が改善してきます

まとめ

グルテンフリーで改善する可能性のある症状は

・胃腸の不調(下痢、腹痛、便秘など)
・気分の落ち込み、不安感、イライラ
・関節リウマチ、クローン病、アトピー性皮膚炎、などの自己免疫疾患、炎症性疾患
・花粉症などのアレルギー症状
・肥満、糖尿病
・むくみ、集中力や記憶力の低下などの慢性的な不調

何か体調不良を感じている方は、まずは2週間、
グルテンを含む食事を避けて、体調の変化を観察してみてはいかがでしょうか?
意外な不調がグルテンに関係しているかもしれません。

筆者の独り言

グルテンフリー生活、6ヶ月続けてみました!
パンや焼き菓子などが大好きだったので続けられるのか、と思っていましたが…
心配無用でした。お米が美味しい!
これまでは体重を気にして、夕食にお米は食べない様にしていましたが、夕食にはもちろん
おやつの甘い物の代わりにもお米を食べる様になりました。
結果、体重は増えていません。
体調変化の面では、お腹の張りが良くなりました。
その他、持病の影響で夜になると足のむくみが酷かったのですが、軽くなりました。
そして、一緒にグルテンフリーを始めた主人は、花粉症の症状が明らかに軽くなっています。
いびきをかかなくなった事は、私にとっても本当に嬉しい変化でした!
試してみる価値はある、と思います。
少しでも気になる症状がある方は、ぜひ一度チャレンジしてみてくださいね。

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